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レポート-中国経済論

課題1: 中国経済は多くの挑戦(課題)に直面しています。それらを羅列するのではなく、特定の分野を取り上げ、直面する挑戦(課題)の背景・原因、政府・社会の対応とそれに対するあなたの意…

課題1

中国経済は多くの挑戦(課題)に直面しています。それらを羅列するのではなく、特定の分野を取り上げ、直面する挑戦(課題)の背景・原因、政府・社会の対応とそれに対するあなたの意見(評価)を、日本語の文章で論じてください(1000~2000字)。

 

中国では、「少子高齢化」の進みが加速度しており、中国経済に至大な影響を及ぼしていくとされている。『中国統計年鑑』によれば、2018年時点に65歳以上の高齢者数は1億6,658万人に上り、全人口に占めた比率が11.9%に達している[1]。それに対して、0~14歳人口の数は、1982年時点における3億4,146万人から、2011年になると2億2,164万人に低下してしまった。下図は、1982年から2018年まで中国の人口数及び14歳以下と65歳以上人口の占める比率の変化を示している。下図を見ればわかるように、全人口のうち65歳以上の高齢者の占めた比率が緩やかに上昇するのに対して、14歳以下人口比率の下落が激しい。

出所:『中国統計年鑑2019』により筆者作成

65歳以上高齢者比率が上昇する裏には、公共衛生、医療、社会保障体制の整備が重要な要因がある。中国人男性の平均期待寿命は1981年の66.28歳から2015年の73.64歳に、女性の平均期待寿命は1981年の69.27歳から2015年の79.43歳に上昇した[2]

一方、「少子化」をもたらした最大の要因は1980年代初頭から実施した「一人っ子政策」であるとされている。実は、「文化大革命」のもたらした大混乱が収束した後の1978年に、中国共産党は「夫婦二人が一人の子供を産んだほうが良く、多くとも二人の子供を産む」というような人口政策の方針を固めた。その上に、1981年に「一人っ子政策」を施行する中央官庁である「国家計画生育委員会」を設立し、中央政府から、省・直轄市・自治区、市・区・県、街道(中国最も末端の行政組織)または国営企業までの「一人っ子政策」を施行・監督の組織を整えつつある。その結果、都市住民、漢民族、国営企業・政府機関・学校に働いている労働者が、厳格に「一人っ子政策」が適用された対象にされ、「夫婦が一人の子供しか産めない」という方針が貫いていた。21世紀初頭になると、男女人口比率のアンバランス[3]、都市部・農村部の出生率のアンバランス、意外または病気で一人っ子の亡くなった親の老後生活の保障、一人っ子の担った過重の扶養責任など、一連の社会的課題が深刻化している。

「少子化」をもたらしたもう1つの要因は、経済成長に伴ってより数多くの女性が高等教育とキャリアアップを追求し、特に都市部において女性の「晩婚化」、「非婚化」の趨勢が明らかである。その上に、育児コスト(教育に投じる時間と金銭コスト)の高騰を踏まえて、都市部女性が子供を産む意欲が下がりつつある。こうした要因は、日本をはじめとする先進諸国の「少子化」をもたらした要因と一致している。

「少子高齢化」の進みに対応するために、2010年代初頭から中国政府は人口政策の方針を転換し始めた。2011年11月に夫婦ともに「一人っ子」である場合では、2人の子供を産むことを許し、2013年12月に夫婦の中に一人が「一人っ子」である場合では、2人の子供を産むことを許し、その上に2015年10月にすべての夫婦が子供を二人まで産むことを許す、というように「一人っ子政策」が次第に緩和されることになった[4]。ところが、人口政策の緩和は予想通りに出生率の上昇につながるわけではない。そのため、学界においては、育児に対する制限を全面的に撤廃すべきだという声も高まっている。

人口政策と比べれば、経済的要因のほうが、女性の育児意欲に与えた影響が大きいと思う。例えば、「改革開放」後に、民営企業、外資系企業が国民経済に大きなシェアを占めており、本来国営企業に根差した「終身雇用制」が崩壊した。そのために、多数の女性が労働力マーケットにおいて激しい競争に晒されるのみならず、差別の対象にもなっている。女性労働者が育児休暇を取ることは、女性にとってキャリアアップのストップと意味する。こうした理由は、女性の育児意欲の低下をもたらし、それほど容易に変えることができないものであると思う。したがって、筆者は、「少子高齢化」に対する人口政策の効果について、楽観的な予測を持っていない。

 

 

参考文献:

  • 国家統計局(2019)『中国統計年鑑2019』,国家統計局ホームページ,

http://www.stats.gov.cn/tjsj/ndsj/2019/indexch.htm

  • 陈海龙,马长发(2020)《中国生育政策调整效果的区域异质性研究》,《统计与决策》2020年12期,72-75页。

 

[1] 国家統計局(2019)『中国統計年鑑2019』,国家統計局ホームページ,

http://www.stats.gov.cn/tjsj/ndsj/2019/indexch.htm

[2] 国家統計局(2019)『中国統計年鑑2019』,国家統計局ホームページ,

http://www.stats.gov.cn/tjsj/ndsj/2019/indexch.htm

[3] 農家の労働人口を確保するために、農村部住民を対象にして、始めの子供が女の子のであれば、2人目の子供を産むことが許されるというように「一人っ子政策」がある程度緩和されている。その結果、妊娠中の胎児が女性だと判別すると、中絶を行うことも農村部において暗黙に許されている。『中国統計年鑑2019』によれば、2018年時点に5~19歳の男女比率は118:100を超えており、20~39歳の男女比率は約105:100に達している。

[4] 陈,马(2020),72頁。

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作者: 中国论文网

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