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レポート-現代の若者に対する仏教の意味

現代の若者に対する仏教の意味   現在、「宗教離れ」は世界的な傾向になっている。例えば、アメリカで若者の「教会離れ」の現象が著しく、「神を信じる」人は年々と減少している。…

現代の若者に対する仏教の意味

 

現在、「宗教離れ」は世界的な傾向になっている。例えば、アメリカで若者の「教会離れ」の現象が著しく、「神を信じる」人は年々と減少している。日本でも、仏教の衰退も顕著である。宗教ニュースサイト『World Religion News』は、日本の2万以上の寺院がすでに住職のいない「空き寺」となり、今後25年間で4割の寺が閉鎖に追い込まれると推測する。仏教は紀元前6世紀にインドに源を発し、凡そ6世紀半ばに朝鮮半島を経て中国から伝来し、一千余年の歴史の中に、日本の政治、社会、文学、絵画、建築などに大きな影響を与えている。そして、伝統文化としての仏教は現代の若者にどのような意味を持っているか。仏教の衰退を止め、再興を実現するために、その問題を解明しなければならない。

まず、仏教への信仰心を若者に支えを与え、精神的苦痛から脱出させ、こころに癒しを与えることができる。金融経済危機、グローバリゼーションの深化、社会保障予算の削減などを経、特に1989年にバブル経済崩壊後、終身雇用制・年功賃金・企業別労働組合の三つを柱とする日本型雇用システムが崩壊してき、臨時社員、派遣社員、パートタイム、アルバイトなどの非正規労働者が多くなっている。それらの非正規雇用者は低所得層になったうえ、失業や不安定な就職により、雇用保険・健康保険・年金保険から排除され、働いても苦境から脱出できない。1990年代以前の国民の生活に比べ、現在の日本人、特に若者を取り巻く社会環境が益々厳しくなっている。バブル崩壊後の日本人の精神状況について、熊沢(2009)は宇宙時代、科学時代、情報化時代に生きる若者が都会での荒涼とした心象風景になりがちであり、「乾いた心」と精神の支柱を失っていることが精神状況の根底をなすと指摘した[1]

中村元は『日本人の思惟方法について』の中で、「仏教の伝来および伝播とともに、日本人は死後のことを考えるようになったけれども、その仏教さえも、むしろ現世的なものとして受容されている。奈良時代・平安時代を通じての仏教は、ほとんどすべて現世利益をめざしたものであり、祈祷呪術の類が主であった」[2]。現世利益とは元来は仏教的名辞であり、広義的な意味で、現世(此岸)で受ける利益(例えば息災・延命などの仏・菩薩のめぐみ)を指し、現益や現生益ともいわれる[3]。いずれの宗教は少なからず人間の欲求・願望の充足をはかるための文化装置として、人類の歴史の上で機能してきたと言える。仏教も例外なく、とりわけ日本の社会で仏教が果たしてきた役割の一つは、日本人のいわゆる現世利益的欲求を満足させることである。こうして、昔から日本人は仏教への信仰・帰依によって、願望の実現を祈祷し、悩みや災難の晴らしを期待し、いずれも現世利益を求め、こころを強くさせ、辛さや苦しみが満ちた現実世界に直面する勇気をもらしている。

次に、必ずしも仏教に強い信仰を持っているとは言えないが、仏教の教義でこの世を理解すれば、悟りの境界に達し、より強い幸福感を得ることができる。現在の若者は進学、就職、両親の期待、人間関係の構築などの方面で、強いストレスを背負っている。「不登校」、「学校・職場いじめ」、「過労自殺」などの社会問題が益々厳しくなり、悪質な事件までも発生している。若者は人生の辛さを味わい、いらいらが高じ、落着きを失っている状態に陥れやすい。仏教の教義からどのように思い通りにならない人生の辛さに対応するかを学ぶことができる。例えば、「一切皆苦」(人生は思い通りにならない)、「諸行無常」(すべては移り変わるもの)、人間が誰で生・老・病・死の四苦を持っているという教義を理解すれば、人生に出くわした挫折や苦難を平常心で受け入れることができる。また、極端な考え方なく、執着もなく、安らかな心で、思い通りにならない人生を生き生きと暮らすことができる。仏教の最高レベルの幸福とは、内的幸福であり、自然の真実、つまり自然の変化の因果の相互関係の完全な理解を伴う智恵や洞察によって特徴づけられる幸福である[4]

総じて言えば、仏教を信じることは若者に信仰の力を与え、生命に対する畏敬心を呼び起こし、人生のあらゆる苦難や困難を乗り越える希望を与え、安らかなこころで人生の各種の悩みや辛さに対応させる。自分自身の存在さえも無価値であるという虚無主義が台頭し、若者は信仰そのものを持たなく、精神の支柱を失っている。仏教を信じることは若者に信仰の力を獲得させることができる。信仰の力は非常に強い力であり、苦しい時に希望を得、こころを強くさせるものだけでなく、勇気、自信や忍耐力を得、明るい未来を創造する力でもある。仏教の教義だけで、人生の悩みや辛さに対してより深い理解を得ることもできる。小さな信仰でも大きなことを成し遂げることができる。

 

参考文献:

熊沢一衛(2009)「現代日本人の死生観の形成―仏教の役割と提言」『名古屋外国語大学外国語学部紀要』37:1~23

サウワラク・キティプラパス(著)・高瀬武典(訳)(2015)「仏教の視点から見た幸福と生活の質」『東西学術研究所、経済・政治研究所、法学研究所 3研究所合同シンポジウム』207~219

東海林良昌(2019)「東日本大震災における仏教系青年組織の災害支援活動と教義および実践との関わり」『仏教大学総合研究所紀要』26:69~82

山岡隆晃(1989)「仏教と現世利益:現世利益再考」『駅沢大学文化』2 121-137

大西克明(2007)「宗教的行為の重層関係:現世利益とその宗教的合理化を巡って」『東洋哲学研究所紀要』(23)173

[1] 熊沢一衛(2009)「現代日本人の死生観の形成―仏教の役割と提言」『名古屋外国語大学外国語学部紀要』37:9

[2] 山岡隆晃(1989)「仏教と現世利益:現世利益再考」『駅沢大学文化』2 121-137

[3] 大西克明(2007)「宗教的行為の重層関係:現世利益とその宗教的合理化を巡って」『東洋哲学研究所紀要』(23)173

[4] サウワラク・キティプラパス(著)・高瀬武典(訳)(2015)「仏教の視点から見た幸福と生活の質」『東西学術研究所、経済・政治研究所、法学研究所 3研究所合同シンポジウム』209

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作者: 中国论文网

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