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レポート-注釈書の成立と意義

注釈書の成立と意義  註釈は語句や文章の意味をわかりやすく解説することである。また、古典を解説・研究する方法である。註釈を入れたものは注釈書である。中国でも、日本でも、古典書籍の後…

注釈書の成立と意義

 註釈は語句や文章の意味をわかりやすく解説することである。また、古典を解説・研究する方法である。註釈を入れたものは注釈書である。中国でも、日本でも、古典書籍の後世の伝承・受容とともに、注釈書を含めた総体的受容であったことを示している。この意味で、古典作品の注釈書は原典と同列に扱うべき重要な資料として位置づけられるはずであろう。このレポートは注釈書の成立、歴史的変遷を概観して、古典の伝承と研究における注釈書の意義について考察する。
まず、注釈書の成立について考察する。最初の注釈書は7世紀に聖徳太子によって著されたとされる『三経義疏』である。即ち、『法華義疏』『勝鬘経義疏』『維摩経義疏』という三経の注釈書の総称である。このような注釈書は当時の中国で多く見られた。そのため、日本で注釈書の成立に中国からの影響が強かったと思われる。中国における注釈学の歴史が非常に長いのである。中国の古典注釈史はおよそ漢の時から始まり、歴代の発展を重ねて、明・清の時に全盛期を迎えた。7世紀の日本は当時の中国の高度な文明と強い国力に憧れて、遣隋使と遣唐使を派遣し、中国の先進的な政治制度、文化、技術および仏教の経典を学んで、日本に持ち帰ったのである。そして、『三経義疏』の内容は梁の法雲による注釈書『法華義記』、『勝鬘経義疏本義』、梁の吉蔵の『維摩経義疏』(他に僧肇の『註維摩詰経』の説もある)に類似していることから、同注釈書は隋・唐の時に中国との交流によって、その影響の下で成立したという指摘がある。
次に、『伊勢物語』を例として、日本における注釈書の歴史的変遷を考察する。『古今和歌集』、『源氏物語』などの古典作品の注釈書については、「古注」と「新注」に分けられることができる。「古註」とは、国学勃興以前に(江戸時代前期までに)、作られた註釈書であり、主に中世の註釈書を指している。「新注」とは、近世の時に、実証主義思想の影響で新しく作られた注釈書である。

『伊勢物語』の注釈書は「旧注以前」「旧注」「新注」に分けられたことができる。『伊勢物語』の中世注釈書は一条兼良の『伊勢物語愚見抄』を境に「旧注以前」と「旧注」というように分類された。「旧注以前」と括られる注釈書については、代表的なものとして『伊勢物語髄脳』、『和歌知顕集』、『冷泉家流伊勢物語抄』が挙げられる。しかし、その成立時期も著者もはっきりしていない。『伊勢物語愚見抄』の成立は古注の歴史の始まりを意味した。この後、一連の注釈書が著されてきて、中に集大成とされるのは細川幽斎『伊勢物語闕疑抄』である。同書は「旧注」を代表する注釈書であり、近世初頭までの『伊勢物語』解釈に多大な影響を与えることになる。そして、註釈史において、「旧注」の時代が終わり「新注」が登場するのは十七世紀後半、契沖の『勢語臆断』からと言われている。実証主義的なものとして、「旧注」と一線を画した。
そして、注釈書は古典の解釈や伝承、中国文学との関係の解明、国学の発展に重要な役割を果たしている。第一に、古典の解釈・伝承に役立てる。例えば、『源氏物語』はおよそ千年にわたって読み継がれてきて、印刷術が普及された江戸時代までに、人の手で書き記されることしかできなかった。即ち、写本の形で伝承されてきた。平安末期に、最初の注釈書『源氏釈』が成立し、中世『源氏物語』注釈史の発生となる。同注釈書は独立したものでなく、作者の藤原伊行が所有した『源氏物語』の写本に頭注、傍注、付箋などの注釈を書き付けて、改めて一冊にまとめたものである。そのような注釈書は現在までに何十冊も著されてきた。それで、人々はそれらの注釈書を利用して、千年前の文学作品を読み取ることができる。

第二に、中国文学(漢籍、漢詩文など)からの借用・引用を明らかにすることができる。例えば、『源氏物語』注釈書については、室町時代初期に成立した『河海抄』は古注釈の集大成であり、出典考証を極めることが特色としている。同注釈書は『源氏物語』における中国の漢詩や漢籍からの引用や借用を詳しく考証した。それで、『河海抄』から、『源氏物語』における中国古典文学の受容のありさまの一角を窺えることができる。
第三に、狭義的な国学は『古事記』『日本書記』『万葉集』などの古典を文献的な方法によって考察し、日本固有の文化を究明することである。古典の諸写本を批判的なまなざしで校訂し、詳細な注釈を加えて、注釈書を著すことが重要な研究方法となった。例えば、江戸時代の国学者の本居宣長により著された『古事記伝』は実証主義的かつ文献学的な研究方法で作られた『古事記』の注釈書である。

前述から分かるように、日本の注釈書は大体7世紀初期の『三経義疏』の成立によって発足したのである。注釈書は歴史の流れの中で、日本の古典作品の解釈・伝承に重要な役割を果たしている。中世の時に、『源氏物語』『古今和歌集』などの多くの注釈書は秘伝を記し、後世に伝える一方法である。また、近世の時に、注釈書の作りは国学の実証的研究を展開する重要な

手法である。さらに、それらの注釈書は古典を解釈する同時に、中国古典文学からの出典をも詳しく考証した。中日文学の交流の一角を窺えることができる。

 

参考文献:

瀬尾博之(2007)「『伊勢物語』注釈書についての一考察―『伊勢物語新釈』の特徴を中心に―」『文化継承学論集』3 P(10)-(23)

李 興淑(2013)「『源氏物語』中世注釈史の展開と達成-『光源氏物語抄』の準拠説と儒教的注釈言説を中心に-」明治大学 博士(文学)甲第632号

 

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作者: 中国论文网

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